2003年2月12日(水)
■習慣は恐ろしい--携帯電話編■
■習慣は恐ろしい--携帯電話編■
僕の携帯電話の呼び出し音は、ずっと「アラベスク1番」だった。なかなかいい曲で、結構気に入っているのだが、それにしても1年くらいこの音楽なので、そろそろ気分転換に変えてみようかなあ、なんて思って、何気なく変更したのが、昨晩のこと。
「ラプソディインブルー」という曲にしてみた。別にいい曲ではないのだが、それゆえに、新鮮が感じがしたからだ。
ところが、これがとんでもない事態を引き起こすことになろうとは!

今日のこと。授業中、熱心に勉強している生徒さんの携帯電話が鳴っている。ところが、生徒さんは、全く気にすることなく授業に没頭している。最近気が付いたのだが、かかってくる人によって音楽を変えられるらしいのだ。だから、その音楽を聴けば誰からの電話かが分かってしまうのだ。それで生徒さんは、携帯電話が鳴り続けても電話に出るそぶりも見せないのだ。多分、あえて出る必要もない人からか、あるいは出たくない人からの電話なのだろう。
しかし、ホントに最近の文明の利器は頭がよい。感心してしまう。
僕の携帯電話もそんなことができるのかなあ。なんて思ったので、授業の終わり間際に、携帯を取り出してみたところ、「着信あり」の文字が!
電話番号を見ても、分からない。登録されていない電話番号だ。誰からの電話だろう?問い合わせだったのかな?とすると、大変申し訳ないことをしてしまった。思い切って、僕はその番号に電話をしてみた。が、出ない。
仕方がないので、またかかってくるのを待つことにした。
しかし、変だ。携帯電話の呼び出し音楽が聞こえなかった。聞こえていれば電話に出るはずだ。鳴らなかったから出れなかったのだ。そこで生徒さんに、「音が鳴らないのに着信ありってどういうこと?」と不満をぶつけた。すると、生徒さんは、驚いた顔をして僕に言った。
「鳴っていたじゃないですか。どうして先生は出ないのかなあって思ってましたよ」
「いやいや、鳴ってないよ。いつ鳴った・・・」そう言いかけて、僕は気づいたのだ。先ほどのあの音楽は、生徒さんの携帯電話の呼び出し音ではなくて、僕の携帯電話の呼び出しだったのだと。
昨晩、音楽を変えたことをすっかり忘れていたので、てっきり僕は、他人の携帯の呼び出し音だと勘違いしてしまったのだ。
ああ、習慣とは恐ろしいものだ。気をつけよう。僕は、呼び出し音をすぐにもとの設定に戻したのである。
そうそう、後ほど、ある生徒さんから電話があって、その人があのときの電話をくれたことが判明した。迷惑をかけたことをお詫びした次第である。
 バックナンバー